JSAI2022 参加報告

2022年度第36回人工知能学会全国大会に参加してきました。
本会議は人工知能関連分野では国内最大規模の会議であり、人工知能関連技術に携わる様々な分野の研究者が一堂に会します。36回目の開催となる今年は、6月14日から6月17日にかけて、京都府京都市にて開催されました。
本研究室からは下記9件の発表を行い、学会参加者との意見交流や、今後の研究の発展に繋がる情報取得を行って参りました。

◆引用/被引用関係や研究者ネットワーク情報などの学術ビッグデータを用いた研究

• 「Transformerモデルを用いた学術文献の言語情報と引用情報の融合」(大知 正直、城 真範、森 純一郎、坂田 一郎)
• 「学術文献情報による化学物質の有害性推定」(三浦 崇寛、浅谷 公威、宮本 由美、清水 愛織、坂田 一郎)
• 「中国のウミガメ政策による中国国内の研究への二次的影響の分析」(三戸 大輝、浅谷 公威、三浦 崇寛、坂田 一郎)


◆ソーシャルメディア等の大規模なネットワーク情報を用いた研究

• 「ユーザーの長期観察によるハッシュタグの分類と非科学的言説の拡散過程の解明」(三浦 大樹、浅谷 公威、坂田 一郎)
• 「Twitter上におけるミドルメディアの役割と政治的分極化への影響評価」(友清 雄太、浅谷 公威、坂田 一郎)
• 「漫才公演を題材としたグループ評価による個人貢献度ランキングの推定」(浅野 聖也、坂田 一郎、大知 正直、浅谷 公威)

◆機械学習・自然言語処理等の基盤的な手法に関する研究

• 「Transformer Encoder-Decoderモデルによるサーベイ論文の自動生成」(笠西 哲、磯沼 大、森 純一郎、坂田 一郎)
• 「Self-attention機構に基づくDynamic Structured Neural Topic Model」(宮本 望、磯沼 大、森 純一郎、坂田 一郎)
• 「深層距離学習を用いた階層構造埋め込みによる単語間含意関係抽出」(佐藤 尚弥、磯沼 大、浅谷 公威、石塚 翔也、清水 愛織、坂田 一郎)

中国における帰国研究者が共著により周辺研究者に与える二次的影響について発表した三戸修士課程学生。

トピックモデルによる学術トピックの分岐・統合過程の理解について発表した宮本修士課程学生。

どの発表も明快かつ聴衆の興味を引く発表で、発表後も聴講者から多くのご質問やご意見をいただきました。

今年は現地会場とオンラインとのハイブリッド開催でしたが、近年の人工知能分野の活況に伴い、総参加者数が約3,000人と過去最高を更新しました。このように様々な研究が溢れる中、こうした大規模な学会は、今後の研究課題や方向性の認識に大いに参考になる貴重な機会でした。
本研究室も、人工知能技術に関する基盤的な手法から社会応用まで繋がる研究に取り組むことで、引き続き学術コミュニティに貢献していきます。