研究室の指針 

 2009年にスタートし、開設10年になる我々の研究室では、経済・社会に関する洞察と高度な分析手法を組み合わせることで、技術経営学の領域で新境地を切り開き、また、世界のトップチームの一つとなることを目指しています。分析手法としては、技術経営領域では、未だ十分な応用がなされていない機械学習、ネットワーク解析、自然言語処理等のデータサイエンス系の手法を中心とし、また、手法自体に関する基盤的な研究も重視しています。そうした手法を用いた考察の対象としては、学術ビックデータ、取引関係やM&A等を含む大規模な企業情報、列車のトリップデータ、ソーシャルメディア、画像など、様々なものを扱っています。さらに、このような研究を進めるための外部連携として、「ネットワーク分析と言語処理の融合による大規模文献データからの未来予測プラットフォームの開発(NEDO・産業技術総合研究所)」の代表を務めるほか、多様な企業等と共同研究を行っています。

 

 研究に加えて、成果の発信や社会への貢献も重視しています。東京大学の未来社会協創FSIに関する活動への参加、ネットワーク分析の手法を活かした東日本大震災の復興への協力等の国内における活動ほか、OECD、APEC(アジア太平洋経済協力)、ERIA(東アジアASEAN経済研究センター)、サマーダボス会議、リサーチインテリジェンス等の国際会議で招待講演を行うなどしています。また、学術ビックデータに関する開拓した技法群を実装したウエブシステム「学術俯瞰・未来予測システム」の東京大学内や外部への提供を行っています。
学生たちには、研究テーマの選定から、研究デザイン、分析、論文化まで、一連のプロセスを主体的にまわす経験をしてもらうことを重視しています。教員の側から研究テーマや研究計画の示唆をすることは控え、みなさんが自ら選んだテーマや設計した研究計画の支援に徹することとしています。こうしたことから、研究室内の研究テーマは実に多様なものとなっています。

 また、学生が学会での発表や国際経験を得ることも重視しています。国内については、人工知能学会等、データサイエンス系の学会において多数の発表を行っており、海外においては、技術経営系の主要な国際会議(PICMET、ISPIM、IEEM等)やデータサイエンス系のトップカンファレンス(ACLやAAAI等)での発表実績が出ています。海外の提携校との交換留学も積極的に後押ししています。
 

意欲ある学生を待っています。

工学系研究科技術経営戦略学専攻 教授    坂田一郎    

当研究室に興味関心のある方へ

  坂田森浅谷研究室は工学部3号館202号室にありますが、研究会は原則として毎週木曜日15:30から2時間ほど実施しています。また、別途クローズドの勉強会なども随時開催しています。興味がある方はページ下部の連絡先よりご連絡ください。

Updates

  • 2021.09.24 磯沼大さん、藤末(石井)智夏さん、山野泰子さんの3名が博士号(工学)を取得されました。おめでとうございます。

  • 2021.09.07 当研究室の磯沼大が情報処理学会山下記念研究賞を受賞しました。https://www.ipsj.or.jp/award/yamashita2021.html​​

  • 2021.08.18 アントレプレナーシップ教育デザイン寄付講座が設立され、坂田教授が講座代表に就任しました。https://entredu.t.u-tokyo.ac.jp/

  • 2021.06.30 当研究室博士課程の三浦崇寛らの研究成果がApplied Network Science誌に採択されました。

  • 2021.06.15 当研究室博士課程の磯沼大らの研究成果が計算言語学のフラグシップジャーナルTACLに採択されました。

    • M. Isonuma, J. Mori, D. Bollegala, and I. Sakata. “Unsupervised Abstractive Opinion Summarization by Generating Sentences with Tree-Structured Topic Guidance.” Transactions of the Association for Computational Linguistics (to appear), 2021. https://arxiv.org/abs/2106.08007

  • 2021.06.11 2021年6月8日-11日に行われた2021年度人工知能学会全国大会(第35回において、当研究室から5件の発表を行いました。

    • 大知 正直, 城 真範, 森 純一郎, 坂田 一郎. "科学研究のインパクト予測に向けた学術文献情報から抽出した分散表現による特定可能性分析"

    • 樋口 旺秀, 大知 正直, 森 純一郎, 坂田 一郎. "財務指標と社会的知名度に基づいたM&A評価指標の提案と評価".

    • 三浦 崇寛, 浅谷 公威, 坂田 一郎. "ScopusにおけるSleeping BeautyとPrinceの大規模抽出と分野形成に関する研究".

    • 瀬川 友香, 浅谷 公威, 坂田 一郎. "ユーザーに着目したSNS上の攻撃とそのメカニズムに関する分析".

    • 三戸 大輝, 浅谷 公威, 坂田 一郎. "分野横断性を考慮した論文の革新性評価指標の提案".

  • 2021.06.02 坂田教授が「THE Asia Universities Summit 2021」の中で、ElsevierのChairman YS Chi氏の司会で行われたパネル “What is the role of universities in supporting the SDGs? Are Asian universities making this priority?” に登壇しました。 https://www.timeshighered-events.com/asia-universities-summit-2021

  • 2021.03.29 坂田教授が編集に参加した「東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ」が山川出版社から出版されました。FSIプロジェクト87件のうちの一つとして、坂田教授が担当する「自然エネルギー×ミニグリッドをアセアンの無電化地域へ!」が取り上げられています。 https://www.yamakawa.co.jp/product/15183

  • 2021.03.19 当研究室の磯沼大が言語処理学会第27回年次大会(NLP2021)で発表を行い、若手奨励賞を受賞しました。

  • 2021.03.19 研究室から博士1名、修士6名、卒論生3名、博士(副専攻)1名の合計11名が卒業されました。修士課程では、三浦崇寛さんが2020年度の研究科長賞を受賞しました。みなさん、おめでとうございます。

  • 2020.12.03 当研究室の磯沼大が情報処理学会第246回自然言語処理研究会で発表を行い、優秀研究賞を受賞しました。

    • 磯沼大, 森純一郎, ボレガラダヌシカ, 坂田一郎. “潜在的なトピック構造を捉えた生成型教師なし意見要約“. https://nl-ipsj.or.jp/award/

  • 2020.12.03 当研究室の三浦崇寛がThe 9th International Conference on Complex Networks and their Applications (Complex Network 2020) で口頭発表を行いました。

    • Takahiro Miura, Kimitaka Asatani, Ichiro Sakata, "Classifying Sleeping Beauties and Princes Using Citation Rarity"

  • 2020.12.01 坂田教授のインタビュー記事が国土交通省のウエブマガジンGraspに掲載されました。(vol.23 「半島は日本の台所」)

  • 2020.11.22 坂田教授が中国高等教育学会の主催による国際会議The Annual International Forum on Higher Education のThe Presidents Forumで招待講演を行いました。

    • 講演テーマ:Redefining the University' Mission in a time of Global Change

  • 2020.09.23 当研究室の鎌田麻衣子、佐藤尚弥がThe Network Science Society 2020 (Netsci2020)でポスター発表を行いました。

    • M. Kamada, K. Asatani, M. Isonuma, and I. Sakata, "Discovering Remarkable Meme in Academic Literature Considering Diffusion Process", The Network Science Society, 2020

    • N. Sato, K. Asatani, T. Sakaki, and I. Sakata, "Measuring Polarization in Topic-independent Network on Twitter", The Network Science Society, 2020

  • 2020.07.10 当研究室の簫喬仁がACM Web Science 2020 (WebSci20)で発表を行い、The Best Student Paper "Honorable Mention Award"を受賞しました。

    • C. J., Shiau, M., Ouchi, K. Nagahama, T. Sakaki, J., Mori and I., Sakata, "Constructive Approach for Early Extraction of Viral Spreading Social Issues from Twitter", ACM Web Science 2020

  • 2020.06.12 当研究室で博士号を取得した郷治友孝の研究成果がHeliyonに採択されました。

    • T. Goji , Y. Hayashi, and I. Sakata, "Evaluating“startup readiness”for researchers: Case studies of research-based startups with biopharmaceutical research topics ", Heliyon (2020), volume 6, issue6

  • 2020.05.21 当研究室で提案し、RESAS(地域経済情報分析システム)等で活用されている「コネクター・ハブ」に関連する新しい論文(IFI山野助教、浅谷特任助教、坂田教授)が出版されました。

    • H. Yamano, K. Asatani, and I. Sakata, "Evaluating Nodes of Latent Mediators in Heterogeneous Communities". Sci Rep 10, 8456 (2020).

  • 2020.04.07 坂田森研究室が東大新聞の「研究室探訪」欄で紹介をされました。

  • 2020.04.04 当研究室博士課程の磯沼大らの研究成果が計算言語学分野の世界トップカンファレンスであるACL2020にShort paperとして採択され、発表を行うことになりました。

    • M. Isonuma, J. Mori, D. Bollegala, and I. Sakata. “Tree-Structured Neural Topic Model.” ACL (Short Paper), 2020.

  • 2020.04.01 総合研究機構イノベーション政策研究センターの成果を引き継ぎ、「テクノロジー・インフォマティックス社会連携講座」が発足しました(担当教員:坂田一郎、森純一郎、浅谷公威)

  • 2020.03.24 研究室から博士2名、修士4名、卒論生2名の合計8名が卒業しました。博士課程では古瀬さん、修士課程では中元さんが2019年度の研究科長賞を受賞しました。また、鎌田さんが工学部システム創成学科PSIコースの優秀卒業論文賞を受賞しました。みなさん、おめでとうございます。

  • 2020.03.16 研究室の磯沼さんがオンライン参加も可能とされた言語処理学会第26回年次大会(NLP2020)で発表を行いました。

  • 2020.02.29 研究室の小山さん、鎌田さん、佐藤さんがオンライン参加も可能とされた第4回計算社会科学ワークショップ(CSSJ2020)で発表を行いました。 発表報告

  • 2019.10.01 当研究室の磯沼大の研究課題が、JST戦略的創造研究推進事業(ACT-X『数理・情報のフロンティア』)に採択されました。

  • 2019.08.23 当研究室の古瀬、山野、佐々木、郷治、邵、三浦が、Portland International Conference on Management Engineering and Technology 2019 (PICMET'19)で発表を行いました。発表報告

  • 2019.06.12 日経新聞朝刊1面に坂田教授のコメント掲載 (「雁行型」から「並走型」経済発展モデルへ)

  • 2019.06.13 2019年6月4日-7日に行われた2019年度人工知能学会全国大会(第33回)において、当研究室から11件の発表を行いました。 坂田・森研究室 発表報告

  • 2019.05.20 当研究室博士課程の磯沼大らの研究成果が言語処理分野における世界トップカンファレンスであるACL2019にLong paperとして採択され、発表を行うことになりました。 

    • M. Isonuma, J. Mori, and I. Sakata, "Unsupervised Neural Single-Document Summarization of Reviews via Learning Latent Discourse Structure and its Ranking"

  • 2019.04.13 2019年4月13日NHKスペシャルにて坂田・森研究室の研究内容である学術俯瞰と未来予測技術を活用した分析(坂田教授監修) が用いられ、坂田一郎教授が出演しました。(「AIに聞いてみた どうすんのよ!? ニッポン 第4回超未婚社会)

  • 2019.04.04 Nature誌創刊150周年記念として4月4日に東京大学安田講堂において開催されたシンポジウム「The Future of Japanese Science」のYour Vision ~ Foreseeing the impact of your research on society ~において、当研究室のWei Gong特任研究員がPoster Session Finalistsに選ばれ、ポスター発表を行いました。